アトピー性皮膚炎 脱ステロイドと腸もみ

アトピー性皮膚炎にお悩みの方は本当に多いです。

 

皮膚が弱いということだけでなく、実は腸も関係しているということは、最近だんだんと知られるようになって来ました。

 

消化吸収を行う腸は、上皮細胞に覆われ守られています。

さらにその上皮細胞は腸内細菌(善玉菌)たちにガードされています。

 

この腸内細菌は食物の分解や、有害物質の解毒も行います。

 

それが、自律神経の乱れや食生活、生活習慣の乱れなど、様々な要因によって腸内細菌のバランスが乱れると、悪玉菌が増え、守られていた上皮細胞は、小麦に含まれるグルテン、カフェイン、アルコールなどの炎症物質の攻撃に負けて、腸壁に小さな穴が開きます(リーキーガット症候群)。

 

その穴から有害な毒素や未消化の食物、分解されなかったタンパク質が血液に入って全身にまわってしまいます。

 

それらを異物とみなした免疫細胞が侵入者を退治するように攻撃をするのです。

それがアレルギー反応となって炎症を招くのです。

 

これはアトピーに限らず、様々な自己免疫疾患を招いているのです。

 

上記の理由からも、腸内細菌のバランスを保つことの重要性が見えてきますよね。

 

自律神経のバランスを整え、日々の食事で腸内細菌のバランスを整えることが大切なのです。

 

今までの食生活や生活習慣を変えるのは大変なことです。

それだけで改善するのは時間もかかります。

 

腸もみはその手助けのひとつです。

腸もみは自律神経のバランスを整え、腸の動きをよくし、腸内細菌を増やします。

 

現在、アトピー性皮膚炎で脱ステロイドをしているクライアント様にご協力頂き、経過をアップさせて頂けることになりました。

 

同じように悩んでいる方の助けと励みになれば・・・と。

 

私自身もまだまだ勉強中。

クライアント様と一緒に、試行錯誤しながら、一番合う方法を探りながら行っています。

その過程を記録していきます。

 

[ Y様 35歳 主婦 ]

 

 

 

18歳の頃からステロイドを常用していらっしゃいましたが、お子さんが生まれ、お子さんにもアトピーが出たことで、ステロイドをやめることを決意されました。

 

まずは腸もみで腸内細菌の活性化、自律神経のバランス調整、

お食事は、期間限定で玄米菜食を実施。

(腸もみは開始して現在2週間目。その間4回の施術。)

 

玄米は食物繊維が豊富ですが、タンパク質が白米より多いため、アトピーのひどい状態の時は避けた方がいい場合が多いため、様子を見ながら取り入れています。

 

実施4日目からこれまで出ていなかった便が、毎日出るようになりました。

 

痒みは変わらず。

 

体に溜まったステロイドを排出してしまうまでは、かなり時間がかかります。

痒みもある中、家事、育児もされています。

 

そんな中、お食事を変えるのは大変なことですが、とても頑張っておられます。

 

治すのはご本人。

私はサポート役として、これから一緒にトライしていきます。

 

また経過報告を致しますね。