症状を早期に見定める。
素人にはとても難しいことです。
先週末に娘が、「アトピーで首が痛い、針で刺されてるみたい」と言うので、見てみると普段のアトピーが悪化したような感じ。
赤みが出て、発疹は掻いて傷に…
いつもと違うのは「針で刺されてるみたいな痛み」
私はこのサインを軽く受けてしまった…
それでも皮膚科に行こうと皮膚科の前まで行ったものの、すごく混んでいて、駐車場を待つ車も。
早く帰りたい娘は「まぁいいよ」と…
そのまま引き返してしまいました。
月曜になっても痛みが治まらず、微熱もあり、これは何か違う…と思い、いつもの漢方内科を受診。
先生、肌を見ると「すぐに皮膚科に行って」と近くの総合病院に紹介状を書いてくれました。
診断はカポジ水痘様発疹症(すいとうようほっしんしょう)
アトピー性皮膚炎のある人がヘルペスにかかるとカポジ水痘様発疹症と言う名前になるそうです。
免疫力が下がったり、疲れやストレスが溜まっているとかかりやすくなります。
高校生活が楽しくてたまらない様子の娘でしたが、頭では楽しくても、体は疲れていたのでしょう…
お友達との外食も増えていたしね。
今回は、アトピーの悪化だと思ってしまった為、週末を辛い状態で過ごさせてしまい、反省でした。
実はアトピーの悪化だと思ったことの方が私にはかなりの気がかりでした。
いつかは薬をやめなくてはいけないのだけれど、それは娘の決心が出来た時に…と思っていました。
それまでに、食事や腸セラピーをしっかりやろう。
高校生活は普通に送らせてあげたいと…
否応無しにやめる時が来たのかと思い、ここ数日は情けないですが気が滅入っていました。
ヘルペスだったとわかった時は安心してしまったくらい…
でも、この経験は私にも娘にもとても良いきっかけになりました。
食事をさらにしっかりと見直そう。
やれることはやろう。
少しくらいいいだろう…と言う甘えを捨てよう。
と、娘と誓ったのでした。
アトピーを治すには相当な決心が必要なのです。
一度挫折している私たちは特に…
私は娘をしっかりとサポート出来る知識と強い心を持たなくてはと気が引き締まりました。
アトピーは本人もですが、周りの人間の負担も大きい。
それが愛する子供だと親の心労は本人以上かもしれない…
それにしても、あの時皮膚科に行っていればもっと軽く済んだのかも…と思うと、異常を見逃さないことの大切さを実感します。
病院に行くべき時と行かなくてもいい時、しっかりと判断出来ないといけませんね。
日々の体の不調も、早めのケアが病気に繋がらない秘訣です。
間に合ううちに是非。