過敏性腸症候群とは、大腸の検査をしても炎症などの異常が見つからないにもかかわらず、下痢、便秘、もしくは下痢と便秘を繰り返してしまう症状です。
特に、電車に乗る、遠方へ出かける、会議や試験など途中でトイレに行けない状況下で、緊張して起こる下痢の症状の方が多いです。
下痢や便秘が何故起こるのかと言うと、日常の食べ物の影響も大きいのですが、過敏性腸症候群に限っては、食べ物よりも神経が大きく関係しています。
腸の動き(ぜん動運動)を促しているのは自律神経です。
自律神経は、交感神経、副交感神経のふたつがうまくバランスを取って腸の動きを調整しているのですが、緊張など精神的な影響を大きく受けるのが自律神経の特徴。
一度電車の中でお腹が痛くなって下車したとします。
すると、その時のストレスを脳が記憶して、また同じことが起こったら嫌だなと考えだす。
そこにフォーカスしていると、電車に乗った時にまたストレスがかかり同じことが起こる。
ひどくなると電車に乗れなくなってしまう方もいるくらい深刻になります。
ではどうしたらいいのか?
メンタルを鍛える?
いやいやそんなの無理だから!
自律神経のバランスを整えることが大事なのですが、これもどうやったらいいのわかるようなわからないような・・・ですよね。
自律神経のバランスを整えるのにはセロトニンという神経伝達物質のホルモンの分泌が必要です。
セロトニンは腸で95%作られています。
まずはセロトニンが作られやすい腸にすることです。
これは食べ物も大きく関わって来ます。
お食事を少しずつ変えて行く必要があります。
そして、腸もみ。
腸もみをするとセロトニンが増えることが確認されています。
そしてストレスを受けると体内に炎症物質が発生するのですが、この炎症物質を抑える働きもあるのです。
腸もみを受けながら、食事を変える。
継続することでたくさんの方が改善の方向に向かっています。
薬を飲まなくても電車に乗れるようになったお客様いらっしゃいますし、病院で出されたお薬を飲まなくてもいい便が出るようになった方も。
ストレスが原因と言っても、お一人お一人違う原因も隠れています。
毎回丁寧にカウンセリングを行い、原因を探ります。
一人で悩まず、まずはご相談くださいね。